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HP と Twitter を補完するとともに、互いの密接な連携を図るため、本ブログを開設した。三位一体を目指す。情報提供、広報活動、教育・啓蒙活動の一環として、肩の力を抜き、冗長性を廃し、簡にして要を得た文章を書くよう心がける。
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RIETAN-FP に関する解説本の出現
情報機構セミナー「RIETAN-FP・VENUSシステムによるリートベルト・MPF解析」(7月2日、東京)は、近年開催された情報機構の全セミナー中で最多のお客様を引き寄せたそうです。過去に都内で開催した RIETAN セミナーの約9割増しという望外の参加者数には仰天しました。収容人員100名の広い会場で閑古鳥が鳴いたら赤っ恥という心配は杞憂に過ぎず、良い塩梅に席が埋まりました。

実のところ、今回これほど人気が沸騰した理由がよくわからず、首を傾げています。RIETAN-FP・VENUS システムの知名度の高さと文句なしの実績が人を引き寄せたというより、以前に比べて宣伝がより巧妙になり、訴求効果が上がっているのかもしれません。たとえば正体不明の福袋のプレゼントという趣向は、世事に疎い研究者にしては商売うますぎです。秋葉原駅から歩いて2・3分という交通至便の地で開催したのも功を奏したのではないでしょうか。それに、このセミナーの内容や講師はアキバによく似合ってますね。なにしろ AKB セミナーと呼ぶ人もいたくらいですから。

ところで、上記セミナーの相方の伊藤孝憲氏(AGCセイミケミカル)が坪田雅己氏とともに最近

坪田雅己, 伊藤孝憲, “RIETAN-FP で学ぶリートベルト解析”, 情報機構 (2012).

と題する書籍を上梓しました。坪田氏は RIETAN-FP 関連の技術・解析・教育サービスを提供する株式会社フィゾニットを設立したばかりです。リートベルト解析を安定に収束させるためのツール SeqRun.xls の製作者でもあります。

同書は306ページもの力作です。RIETAN-FP のマニュアル RIETAN-FP_manual.pdf が現時点で244ページですから、厚みで大差をつけられてしまいました。本書は pLaTeX で執筆されましたが、仮に MS Word を使っていたならば、重度のストレスが著者にのしかかり、少なくとも一名は死亡していたに違いありません。

7月末までは同書を割引価格で買えます。RIETAN-FP のユーザーは購入を検討されたらいかがでしょうか。大半が英文で、しかも数式に満ち溢れている RIETAN-FP_manual.pdf に比べ、初心者にははるかにとっつきやすいはずです。

国産結晶学ソフトウェアに関する解説本は寡聞にして知りません。従来は書籍の一部で取り上げる程度に留まっており、単一プログラムに丸一冊を捧げ尽くすのは、他に類を見ない思い切った企画と言ってよいでしょう。ユーザーとしての立場から、初心者にとって有用な情報を提供してくれると確信しています。

私はRIETAN-FP の産みの親として同書に序文を寄稿するよう頼まれ、至急書き上げました。恥ずかしながら、その全文が同書の Web ページで公開されています。意識的に古風で堅い文章に仕立てました。ツイッターやブログで書き散らしているような軽い調子の文言を織り交ぜたら、売れ行きが落ちかねませんからね。「へ〜、こういう折り目正しい文章も書けるのか。器用な人だなぁ。」と感心していただければ本望です。
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