お知らせ+活動記録+たわごと

HP と Twitter を補完するとともに、互いの密接な連携を図るため、本ブログを開設した。三位一体を目指す。情報提供、広報活動、教育・啓蒙活動の一環として、肩の力を抜き、冗長性を廃し、簡にして要を得た文章を書くよう心がける。
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「粉末X線解析の実際」について
「粉末X線解析の実際」(朝倉書店)は結晶学関連の書籍としては異例なほど売れている。同名の講習会のテキストとしての販売が発行部数を底上げしているのも、その一因であろう。同書がほしいから講習会に参加するという人も多いだろう。明らかに、書籍と講習会が相乗効果を発揮している。

このような専門書を大手理工学出版社が喜んで出版してくれるのは、特性X線(主として Cu Kα)を用いる粉末X線回折装置のユーザーが膨大な数に達しており、日本語書籍でも十分な部数の販売が見込めるからだ。ニッチな放射光・中性子利用技術の一分野(たとえば XAFS や pair distribution function の解析)が対象だったら、国際的知名度の高い著者が執筆した英文書籍を全世界相手に販売するのでないと無理だろう。論より証拠、当初は単行本として出版すると豪語していた「RADIOISOTOPES」の連載記事「中性子回折の基礎と応用」は ISBN も付かない冊子として無料配付されるに留まった。要するに国内の需要が少なすぎるのである。

中井氏は第三版も出版する心積もりでおられ、これまで通り一緒に編集してくれないかと仰っている。しかし自分が執筆した章なら改訂するのにやぶさかでないが、あれだけのページ数を隅から隅まで綿密にチェックするのはきつすぎる。第一、いつまでも心身が健全でいられる保証がない。どなたか適任の方にバトンタッチし、後事を託したい。
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