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HP と Twitter を補完するとともに、互いの密接な連携を図るため、本ブログを開設した。三位一体を目指す。情報提供、広報活動、教育・啓蒙活動の一環として、肩の力を抜き、冗長性を廃し、簡にして要を得た文章を書くよう心がける。
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Dysnomia のパフォーマンス検証に関する論文が Most Downloaded リスト入り
MEM 解析プログラム Dysnomia による MPF 解析のパフォーマンスの検証に関する論文

  1. K. Momma, T. Ikeda, A. A. Belik, and F. Izumi, "Dysnomia, a computer program for maximum-entropy method (MEM) analysis and its performance in the MEM-based pattern fitting," Powder Diffr., 28, 184-193 (2013).

Powder Diffraction 誌の "Most Downloaded" にランクインしました。

現時点でこの論文は FirstView Article としてネット公開されたに過ぎません(注:その後、上記のようにページが確定)。そういう段階で、陳腐化したリートベルト解析ならまだしも MPF 解析に関する論文がベストテン入りしようとは、想定だにしていませんでした。2013年発表の論文で唯一このリストにすべり込んだのが、本論文に他なりません。

この論文は難産を極めました。迅速性、効率、過不足の無さを重んじるなら、お膳立てした私が書くべきなのは明白でした。実際、共著者からそう直言されたこともあります。しかし、実際に形になり、MPF 解析の普及に一役買い始めると、「これでいいのだ!!」、「Corresponding author の方が居心地がよい」と思えてきます。

上記論文で報告した三つの MPF 解析(MPF_multi.command を使用)における入出力ファイルは Dysnomia の配付ページからダウンロードできます。Dysnomia および解析例のアーカイブファイルを解凍するためのパスワードは「粉末X線解析の実際」講習会のCコース(7月10日)の参加者にお教えしました。本論文はこれらの解析例を通じて Dysnomia の使用法を学ぶための必読論文と言って過言でありません。Dysonomia を用いた MPF 解析のガイドラインも提示しましたので、今後 Dysnomia を使い込んでいこうという方はぜひお読みください。この論文は9月号に掲載される予定ですが、PDF ファイルは今でも$45で購入できます。24時間レンタル($5.99)も可能です。

Dysnomia の前身である PRIMA(「PRIMA vs. ENIGMA」参照)に関する文献の被引用数は、現時点で163にまで増えています。PRIMA の血筋を引き継ぐ Dysnomia が、この輝かしい実績をさらに積み増ししてくれることを願ってやみません。

なお、Dysnomia は角度分散回折データだけでなく TOF 中性子回折データにも適用できます。興味のある方は、9月20日に東工大で開催される「最大エントロピー法による TOF 中性子粉末回折データの解析」講習会(無料)にご参加ください。現在、登録受付中です。
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