お知らせ+活動記録+たわごと

HP と Twitter を補完するとともに、互いの密接な連携を図るため、本ブログを開設した。三位一体を目指す。情報提供、広報活動、教育・啓蒙活動の一環として、肩の力を抜き、冗長性を廃し、簡にして要を得た文章を書くよう心がける。
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岡山大学での講習会と講演会(まとめ)
「泉 富士夫の粉末回折情報館」の新着情報に掲示した岡山大学での講習会・講演会(2016年7月11〜13日)に関する会告と開催報告に加え、同大学の関連 Web ページへのリンクを合体したのが本エントリーである。

1. 2016年6月3日(金)講習・講演会(岡山大学)のお知らせ

2016年7月11日(月)・12日(火)に岡山大学工学部

「RIETAN-FP・VENUS システムと外部プログラムによる粉末構造解析」講習会
ポスター | 要旨

を開催することが決まりました。日本中の学生、研究者、技術者の(再)教育を目指しているため、学外の方でも参加登録さえしていただければ受講できます。

11日はリートベルト法、パターン分解、構造モデルの構築、最大エントロピー法 (MEM) などの粉末回折データ解析技術について初心者向きに講義し、12日を実習に当てます。Windows 上での実習には秀丸エディタ (+統合支援環境), RIETAN-FP v2.82, VESTA v3.3.8, gnuplot v5.0.3, WinPLOTR, DICVOL, ORFFE, lst2cif, cif2ins, ALBA, superflip, EDMA, FOX, Dysnomia + MPF_multi などの無料プログラムを使います。昨年10月に龍谷大学で開催した「RIETAN-FP・VENUS システムと外部プログラムによる粉末構造解析」で使用した無料プログラム群の一部を更新し FOX を追加したものに相当し、特製インストーラーにより C:¥Program Files フォルダーに一挙にインストールできます。このインストーラーは後日、自分の Windows PC でもお使い頂けます。

講義には百数十枚のスライドを使いますが、カラー印刷の経費と手間をカットするため、参加者にはその PDF ファイルを配付します。実習では上に列挙したプログラムをインストールした後、次から次へと実行していくため、メモをとり続けるのは大変です。そこで実習時の操作を箇条書き形式で逐一記述した LaTeX 文書を参加者に配付し、後で各自が実習内容を再現できるよう配慮します。これほど出し惜しみしない講習会は希でしょう。

7月13日(水)には理工系の方々を対象に

「英文執筆とテキストデータ処理 ― 私の流儀」

と題して講演します。前半は長く英語論文の添削に従事してきた経験に基づいてまとめた理工学一般で通用するチュートリアル「科学英語論文執筆の手引き」を眺めながら、キーポイントを解説していきます。後半はテキストファイルを sed や awk などの UNIX ツールや gnuplot や LaTeX などのフリーソフトウェアにより CUI (Character User Interface) を通じて処理することの重要性と効率の高さを説きます。余興として裏技 mcz を披露した後、RIETAN-FP の解析結果から CIF (Crystallographic Information File) 、グラフ、結晶模型、電子密度分布図などを作成し、それらを LaTeX で PDF ファイルとして統合し、さらには和訳するという一連の手続きを実演します。すべて自前のソフトで作成したデータだということを誇りに思います。

参加者には「科学英語論文執筆の手引き」、プレゼンテーション用 PDF ファイル、謎の超弩級プレゼント(希望者限定)を差し上げます。講習・講演会のいずれも参加登録費は無料です。個人的社会貢献として催すため、講義・講演料もゼロ円とするよう大学にお願いしました。

三日連続で人前に立つのはかなりきついですが、体調を崩さぬよう気をつけます。盛会となれば馬力が一段と上がりますので、奮ってご参加ください。

2. 2016年7月16日(土)全力講習会・講演会の開催報告

岡山大学工学部で7月11・12日に開催した「RIETAN-FP・VENUS システムと外部プログラムによる粉末構造解析」講習会と翌日の講演会は延べ90名以上の参加者を集め、盛会裏に終わりました。学外の受講者がかなり多かったのが特徴です。中国四国・近畿・中部・関東・東北の各地方はもとより、なんと外国在住の方までおられ、明らかにローカルな催しからの脱却を果たしていました。当初会場に予定していた教室では受講者を収容し切れなくなったため、より広い教室に変更したにもかかわらず、そこもほぼ満杯という望外の人気を博しました。

12日の実習は昼食抜きの過酷なデスマッチとなりました。多少のトラブルこそ勃発したものの、渾身の力を振り絞った実地指導と LaTeX で箇条書きにした手順書は好評だったようです。翌13日の「英文執筆とテキストデータ処理 ― 私の流儀」講習会は、力余って予定時間(1時間半)を60分近く超過してしまいました。やや冗長な上、脱線気味だったことを反省しています。

再配布禁止条件の下で参加者だけに差し上げる「謎の超弩級プレゼント」とは、RIETAN-FP_manual.pdf をタイプセットするのに必要な全ファイル(*.tex, *.bib, my.bst, *.pdf)のアーカイブファイル(56.7 MB)に他なりません。私はもう先が短いです。これらを死蔵したままこの世を去るよりは、多数の図、表、数式、文献を含む巨大文書の高品質・高速組版技術の公開を通じて社会に貢献すべきだという心境を抱くに至りました。

事前の予想を大幅に超す参加登録者数に励まされつつ体力の限界に挑み、三日間のワンマンショー(+懇親会)を無事乗り切りました。献身的に支援して頂いた教職員の方々と受講者の皆様に厚く御礼申し上げます。今回の成功に意を強くしましたので、来年度も実習主体、参加費無料、無報酬の講習会を中部地方以西で開催するつもりです。ご期待ください。

3. 2016年8月19日(金)岡山大学の関連 Web ページ(新着ニュース)

共同利用機器利用講習会「RIETAN-FP・VENUSシステムと外部プログラムによる粉末構造解析」を開催
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