お知らせ+活動記録+たわごと

HP と Twitter を補完するとともに、互いの密接な連携を図るため、本ブログを開設した。三位一体を目指す。情報提供、広報活動、教育・啓蒙活動の一環として、肩の力を抜き、冗長性を廃し、簡にして要を得た文章を書くよう心がける。
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非引用地獄
非引用地獄とは、被引用数ー自己引用数 < 40(Google Scholar でのカウント。物理、化学、材料科学の場合。右辺の数は研究分野により±10程度変動)という低注目度の論文ばかりが延々と積み上がっていく悲惨な状況を意味する。野球に喩えれば10試合連続で無安打の野手や防御率5点超のピッチャー、経済で言えば5年連続無配の赤字企業、TV 業界なら2%の視聴率しか取れないディレクターの如き惨状。研究は人様に認めてもらってナンボの世界。(被引用数ー自己引用数) は各論文の学術的価値と波及効果を見積もるための厳正な尺度であり、過去の実績と論文数、所属、現職の地位、獲得外部資金、掲載雑誌(インパクト・ファクター)は一切考慮しない。

非引用地獄にはまり込むと、一向に気勢が上がらず、自信喪失に陥り、やる気を削がれるだけでなく、外部資金不足のため研究者生命が実質的に失われていく。ついには、鳴かず飛ばずの「その他大勢」として朽ち果てる。

他力本願なので、この苦境からの脱出は困難を極める。パーマネントの地位を獲得済みの草食系研究者ならば、自己満足の世界にしけこむか惰眠を貪れば済む。一方、野心満々で自信過剰な研究者は30代のうちにこの壁をよじ登れないと、徒労感が募り、自暴自棄になり、周囲と摩擦を起こす。最悪の場合、精神を病み、さらには自死に至る。
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